コロナ禍の挑戦!動物たちの就活 ANIMAL FACTORYまねきや
コロナ禍の挑戦!動物たちの就活
ANIMAL FACTORYまねきや
「ANIMAL FACOTYまねきや」は、2020年のコロナ禍で誕生したWEBショップです。
コロナ禍で殺伐したムードの世の中をかわいい動物のイラストや楽しいイラストのサービスで和ませようと、「ANIMAL FACOTYまねきや」のメンバーたちがさまざまなアイデアを出して挑戦しています。
2021年1月取材
「ANIMAL FACOTYまねきや」は、イラストの技術を用い、さまざまなアイデアのサービスを行うWEBショップです。
ショップオーナーは、手書きイラストレーターのチノネアユコさんで、昨年(2020年)12月下旬にWEBショップをリニューアルオープンさせました。
チノネさんは、小学生のころからアトリエ教室で絵画や造形技術を学び、高校生の時にプロのイラストレーターとしてデビュー。高校卒業後は、大手出版社と契約し、雑誌や文庫本の挿絵の手書きイラストを担当していました。
しかし、26歳の時、チノネさんの一番の理解者であった父親が突然他界。あまりのショックでペンが持てなくなったそうです。
「統合失調症を発病してしまいました。絵を描こうと思っても丸が描けなくなったんです。症状が改善し、久しぶりにイラストを描いてみたときに、この上なく幸せ感が湧いて、自分がやりたいことはコレなんだって…」
そんな思いを後押ししてくれたのが、当時住んでいた近所の「ドトールコーヒーショップ 行徳駅前店」のオーナーだったそうです。
「自分のイラストのグッズを作ってフリーマーケットで売ればいい。購入者にはコーヒーの割引券を進呈して…」とグッズ販売を応援してくれたそうです。その応援は、チノネさんの制作意欲に火をつけ、仕事復帰の夢も叶いました。
病を改善させ、仕事復帰するもコロナ難民に‼
「私は負けない!仲間と共に!」
イラストの仕事に復帰したのもつかの間。2020年3月、勤め先がコロナ禍で経営が悪化しはじめたことから雇止め通告が…。フリーマーケットの開催も中止になりました。
「ただでさえ職探しが難しい中、私のような障がい者認定を受けている者は、門前払いで面接もしてくれない状況です。いろいろ給付金などの救済制度があるけど、根本的な解決にはならないです。何か自分でできることでがんばらなくちゃと、このネットショップを立ち上げました」とチノネさん。
そして、同じ志を持ったクリエーターたちが集まり「ANIMAL FACTORYまねきや」が始動しました。
コロナ禍を動物たちが癒す!
ホワイトボードアニメーションの広告で注目
2021年は「ANIMAL FACTORYまねきや」が始動する年。WEBショップでは、似顔絵・ロゴ作成、名刺作成、POPデザイン、アバターデザイン、YouTube用画像、看板デザイン、LINEスタンプ制作などの豊富なサービスを受け付けているほか、動物のイラストのグッズも順次アップされています。
そして、コロナ禍でなかなか就職できない自分たちの思いをユーモラスな発想でイラストの動物たちに託し、「動物たちの就活」を企画しました。
見ているだけで和むイラストの動物5匹に企業やお店のPRをさせ(就活)、もし、気に入ってもらえたら、専属のイメージキャラクターに起用(就職)してもらおうという企画です。
また、今、話題の「ホワイトボードアニメーション」も手掛けています。
ホワイトボードアニメーションとは、今、広告業界でも注目のPR方法の1つ。テキスト広告や普通の動画広告よりも「次はどんなイラストがでてくるの?」というパフォーマンスを楽しむ要素が大きいため、最後まで見てくれる傾向が高い広告動画の手法なのだそうです。
チノネさんの作品をご紹介します。
ほかの作品は、こちらで観ることができます。→ANIMAL FACTORYまねきや ホワイトボードアニメーション
是非、「ANIMAL FACTORYまねきや」のWEBショップをのぞいてみてくださいね。ほっこりできるグッズにも出会えるかも。
取材:2020年1月 成田知栄子
ANIMAL FACTORY まねきや
代表 チノネアユコ