究極のシングルオリジンづくり 「増田伊之助茶園」
〝究極のシングルオリジン〟
高級茶の追求「増田伊之助茶園」
「エコファーマー」認定の〝究極のシングルオリジンづくり〟と言われる「増田伊之助茶園」。研究に研究を重ねた栽培法のお茶とパッケージデザインが評価され、「世界緑茶コンクール2020」で金賞を受賞しました。
2020年10月取材
質の時代に求められる
自園・自製・自販の一環した高級茶づくり
「増田伊之助茶園」は、所沢駅東口から徒歩10分ほどのところ、北秋津に茶園畑と店舗があり、「自園・自製・自販」の一貫したお茶づくりをおこなっています。
増田家は、今から300年前の江戸時代からこの地域で地主農家として栄えたことから、今でも多くの増田姓がこの地域に残っています。
お茶の木を植え始めたのは明治時代、初代の増田伊之助さん。現在は、4代目となる増田義紀さんが、初代のお茶栽培のポリシーを受け継ぎ、〝究極のシングルオリジン〟の狭山茶づくりを行っています。
一般的なお茶は、他の産地や茶園の茶葉とブレンドしたり、外注し製造販売することが多いですが、「増田伊之助茶園」では、自社園で栽培したものだけを製茶し販売しています。しかも、高級茶にこだわっているため、茶摘みは春の八十八夜ごろの新茶シーズンの年1回だけ。それが〝究極のシングルオリジン〟と呼ばれている所以です。
「自分の畑で育てて、確かなものでよりおいしいものをお客さんに提供したい。」と義紀社長。
「今は、量より質の時代。一番茶しか採らないことで収穫量は少なくなるが、高級茶を追求していくことで、その付加価値のあるおいしい日本茶をお客さんに届けたい」と話します。
また、「増田伊之助茶園」は、たい肥等を使った土づくりや化学肥料・化学農薬の使用量削減など、持続性の高い農業生産方式に取り組んでいる農家の証「エコファーマー」に認定されています。
「世界緑茶コンテスト2020」で金賞受賞
もらって嬉しいスタイリッシュなパッケージ
義紀社長が研究に研究を重ね、高級茶の開発に成功した「伊之助銘茶」が、今年、「世界緑茶コンテスト2020」で、日本、中国、台湾、韓国、タイ、モロッコなどから出品された合計97点の出品茶の中から金賞を受賞しました。
これまでも父親の代から、毎年のようにお茶の品評会で多くの賞を受賞してきましたが、今回受賞した「世界緑茶コンテスト」は、茶葉の味や質だけでなく、パッケージの美しさにもこだわり、贈答品として総合的な評価をするコンテストです。
「伊之助銘茶」の栽培方法は、新芽を通常よりは長めに太陽光線から遮る「遮光」を行うことで、茶葉のうま味成分の「テアニン」を増やし、渋味や苦味の「カテキン」を減らすことができるそうです。
また「蒸し方」は、一般的な製法よりもやや短く蒸す「若むし」と呼ばれる方法で蒸すことで、茶葉の形がそのまま残り、鮮緑色を保ち、味はすっきりとした茶葉本来の自然な味と香りを感じるお茶に仕上がります。
贈答品のお薦めは、「伊之助煎茶」「伊之助茎茶」「伊之助芽茶」の3種の缶入りの詰め合わせ。
増田伊之助茶園のホームページの購入サイトから注文できます。
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取材:2020年10月 成田知栄子
■増田伊之助茶園
埼玉県所沢市北秋津305
TEL 04-2992-5055 FAX 04-2992-6000
営業時間:10:00~18:00 定休日:日曜・お盆・年末年始
(5月・12月は第5日曜以外無休)