世界で初めて!日本茶の品種専門店 60品種以上から選べる「心向樹」
世界初! 日本茶の品種専門店
60品種以上から選べる「心向樹」
お茶好きならこだわりたい、お茶の品種。所沢市の小手指に世界の中でも唯一といわれる日本茶の品種に特化した専門店「心向樹」があります。
2020年12月取材
お茶の産地と言えば、埼玉県の狭山茶、京都府の宇治茶、静岡県の静岡茶など。さらにお茶の品種にこだわってみると、お茶の面白い世界がみえてくるかもしれません。
所沢市小手指の品種茶専門店「心向樹(しんこうじゅ)」は、「やぶきた」「ゆめわかば」「ほくめい」「さやまかおり」「はるみどり」「むさしかおり」などブレンドしていない単独品種の茶葉を選ぶことができる専門店です。
日本茶の品種は100品種以上。そのうち同店でそろえられているのは、約60品種。同じ品種でも蒸し方が違えば味も香りも異なります。その種類まで全部含めると約250種にもおよぶそうです。
ここまで日本茶の品種・種類の数がそろえられた日本茶専門店は世界初といわれています。お茶にはそれぞれ、飲んで効果が期待される効能があり、説明も添えられているので、試したくなるお茶がたくさん。
国内で唯一の品種茶専門家の店
史上初「日本茶AWARD」3冠!
「心向樹」のオーナー店長は、茶業界でも品種茶専門家として有名な川口史樹さん。お茶のソムリエ資格を持ち、国内で民間としては唯一の品種茶専門家です。
店内にそろえられている茶葉は、川口さんが全国のお茶の産地に行き、生産者・茶園・栽培・製造全てを徹底吟味し厳選した茶葉だけを生産者から直接仕入れたものです。
川口さんは、2016年にお店を開業するまでは、植物研究者として、公的研究機関に勤務していました。仕事を通じて出会ったお茶の品種に魅了され、お茶の品種の研究を開始し、5年間で延べ3万種類以上のお茶を飲んだそうです。
そして、川口さんは、アントシアニンをたっぷりと含んだ赤い緑茶品種「サンルージュ」の開発も手掛けました。アントシアニンは抗酸化作用や眼精疲労回復に期待できる植物由来機能性成分として注目されています。※出典;農研機構
現在、川口さんは、「心向樹」の運営のほか、茶業コンサルタントとして執筆や講演活動も精力的に行っています。また、2018年には、国内最高峰のコンテスト「日本茶AWARD」で史上初の3冠を達成。茶師としての知識、技術が日本トップクラスであると高く評価されました。
通販でも選べます!自分に合うお茶
和紅茶ブームで所沢紅茶はいかが?
「心向樹」で取り扱っているお茶は、通販でも購入することができます。
中でも、最近人気が出ているのは、日本茶を発酵させてつくられた「和紅茶」。和紅茶は、まろやかでやさしい風味。スッキリ味で和菓子や和食にも合うのが特徴です。
川口さんによると、最近は「和紅茶」を製造している茶園農家が増えているそうです。和紅茶の生産が多いのは、緑茶の生産地No.1の静岡県ですが、実は、生産農家数の割合でみると、埼玉県がダントツ1位。埼玉県の中でも所沢が和紅茶の生産率はトップなのだそうです。
川口さんがお薦めする和紅茶は、所沢産の紅茶を100%使用した「所沢紅茶」。国産紅茶コンテストの審査員とプロのティーテイスターが監修した紅茶で、国産紅茶グランプリで3年連続入賞、準グランプリ2回獲得しています。
所沢みやげや自宅用にもお薦めです。
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取材:2020年12月 成田知栄子
【品種茶専門店 心向樹 (しんこうじゅ)】
〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町4-1-18
Tel: (04)2 001-6465
FAX:(04)2001-6465