所沢の仕掛人。第5弾 戸巻由高さん


所沢の仕掛人。第5弾 戸巻由高さん

所沢の仕掛人。

所沢の情報を発信する「所沢なび」では、「所沢の仕掛人。」をシリーズでお届けします。
このシリーズでは、「所沢を元気にする活動をしている人」にクローズアップしてご紹介していきます。

前回取材させていただいた角田テルノさんからご紹介をいただいたのは、空き倉庫を活用し、地域のコミュニティスポットを開設した「合同会社RPG」代表の戸巻由高さんです。

空き物件の利活用には、どのような想いを込めているのか、お話を伺いました。

第5弾 戸巻由高さん (合同会社 RPG 代表)

VOL.5 Mr. Yoshitaka Tomaki  (Event Planner)

取材:2018年8月13日 成田知栄子


▲戸巻由高さん C.V.C. MALL の前で

 

1.戸巻由高さんってどんな人?

戸巻由高さんを取材した中でわかったプロフィールをまとめてご紹介します。

戸巻由高さんは、1971年9月30日、東京都豊島区生まれ。奥さんと息子さんの3人で東所沢に住居を移し、2004年から所沢の自然美を楽しみながら過ごしているそうです。

息子さんが小6の時に、東所沢小学校のPTA会長に就任。

福島の被災地で暮らす子どもたちを2泊3日で、里山の緑残る場所で思いきり遊んでもらい、自然に触れる時間を提供するボランティア活動「こども未来へのかけはしin 所沢」の運営メンバーとして2015年から参加。2017年から代表に就任。


▲「こども未来へのかけはしin所沢」で福島のみんなを駅でお見送り

毎年秋に航空公園で開催される「暮らすトコロマーケット」の音楽ステージMC、所澤神明社の七夕祭の同時開催イベント「所澤神明宵の市」などの実行委員として、また所沢の自然を満喫しながらピクニックを楽しむ「トコピク」などの交流イベントを仲間と主催。

▲「トコピク」開催の際に披露したセッションの様子

昨年、サラリーマンを辞め、今年(2018年)春、合同会社RPGを設立。この夏、RPGの第一弾「C.V.C MALL(craft & vintage creative MALL)をプレオープン。この秋、本格始動させる、今、所沢で注目の人物です。


▲C.V.C MALLプレオープンの時の戸巻さん

2.インタビュー

(1)脱サラして起業した想いとは?
  ◆地域貢献に関われる仕事を

成田:起業する前は、どんなことをされていたのですか?

戸巻:高校を卒業後、新聞社の印刷会社に勤めていて、新聞の組版作業を担当していたんですよ。デザイン系の学校を出ているわけではなかったんだけど、途中で「デザインもできるだろ」と上司からいわれてデザインも任されたり。趣味でアートワークのデザインするアプリを使いこなしていたからなんでしょうかね。デザインは我流なんですが・・・。なぜか仕事で3年間やらせてもらっていましたね。

成田:センスの良さが買われていたんですね。なのに、なぜ脱サラを?

戸巻さん:会社が希望退職を募っていた時にちょっと考えましてね。仕事でデザインを任されたときに、確かにやりがいを持って仕事していたのですが、もっと自分のコミュニケーション力を生かせる仕事がやりたいと強く思うようになっていたんですね。会社ではそれがもの足りなかった。それと、辞めることを決めた当時は違う部署へ配属になっていたこともあり、飛び出したい欲求は高まっていましたね。

成田:わかります。戸巻さん、社交性豊かですものね。PTA会長の経験もありますし、イベントの企画もできる方ですし。

戸巻:僕、東所沢に2004年から住んでますけどね、息子が小5になる(2012年)まで、所沢に知り合いとかいなかったんです。毎日、都内に通勤していたし、休みの日も都内のバンド仲間とかと遊んでいましたし。あちこちに友達いたので、特に所沢にこだわる必要がなかったんですけど、やっぱり住んでるところでもっと楽しいライフスタイルを送りたい、というローカル意識が急に芽生えまして。

成田:どんなきっかけがあったのですか?

戸巻:息子が小5の時、東所沢小学校の「おやじの会」ってのに入会してみたんです。運動会の手伝いや資源回収活動とか、アフターで飲み会とかをやるんで、交流が深まる会なんですけど。その会に参加している人たちって、地域貢献意識の高い父親ばかりだったんですよね。みんな一度はPTA会長を経験しているような。それで、飲み会の席で、酔った勢いで偉そうに自分の想いを語っていたら、当時のPTA会長にスカウトされまして。。。そんなわけで息子が小6の時PTA会長を引き受けたんですよ。すると、今度は所沢市PTA連合会の会議にも出る立場になり、それから増えるわ増えるわ、所沢のネットワークが。Facebook(以下FB)もそのころまではしていなかったんですが、別の会長さんに勧誘されるがままに参加してみたところ、一気にFBの友達申請が来て、FBでもリアルでも友達が増えて・・・・。

成田:すごいですね!SNSネットワークの力って!!

戸巻:そうなんですよ。今では友達登録606人! まぁ、そこから、所沢のイベントにも積極的に顔を出すようになったし、顔を出したら、あれこれ手伝いたくなっちゃうんですよ。そんなことしてたら、いろんなイベントの運営側に回ることが多くなって、いつの間に「戸巻さん、所沢市内のどこにでもいるね」みたいな状態になってました。

成田:なるほど、所沢の人たちの熱い渦に引き込まれていったのですね。それで、地域貢献を含めた仕事に関わろうと・・・。でも、不安じゃなかったですか?会社員を辞めるのは。

戸巻:安定収入を捨てるわけですからもちろん不安でしたよ。でも当時の会社の状況とか、これから自分が何をできるか、と考えた時に、当時の会社に残ろうという選択肢は選べなかった。好きなデザインやものづくりができて、コミュニケーションができて、何か地域貢献できることをしたいという思いが強かったんですよね。で、当時既に印刷物の個人受注をしていたこともあって、受注の幅を広げようと思って、退社してから半年間WEBデザイン学校に通い勉強しました。だけど、結果として「これ、向いてない。。。」って思っちゃいましたけど。


▲「野老澤行灯廊火」で知人の出店のお手伝い

(2)C.V.C. MALLにかける想い

7月28日、台風が心配される中、戸巻さんの会社が企画・運営する「C.V.C MALL」がプレオープンしました。午後から大雨となりましたが、午前は晴天。午前中だけで、約100名ほどの人たちで賑わいました。

成田:7月28日に「C.V.C.MALL」がプレオープンし、賑わっていましたね。このモールの企画はいつからしていたのですか?

戸巻:ありがとうございます。僕は、〝ものづくり〟の楽しさとか、そこにある価値などは、以前から感じていて、〝ものづくり〟をやったことのない人のハードルを下げて、楽しさを伝えたい、手をかけて作られたものの価値を伝えたいと思っていたんです。以前から周りの仲間と「ものづくりできる場所やそれを共有できる場所が作れたらいいね」なんて話していて、埼玉県横瀬町の方で、そんな場所作りをしようということで、一時話が盛り上がっていたことがあったんですよ。でも諸事情ありまして、その話はなくなってしまいました。

会社辞めていよいよ1年が経とうとしている時期に、以前の横瀬の企画は忘れてしまっていましたが、テルくん(角田テルノさん)から、この所沢市山口の空き倉庫を利活用して何かできそうだ、という話があり、悩みに悩みましたけど、「俺とテルくんが組んでツマラナイ訳がない!」っていうこれまたワケの分からない自信みたいなものもあって、一緒に事業をすることを決めました。それが、今年の2月ですね。奇跡的なタイミングだと思います。以前からお互いにやりたいことはよく話したりしていたので、そこからは話はトントン拍子に進んで、3月にはだいたい構想が決定し、4月から準備を始めた感じですね。


▲C.V.C MALLプレオープン時の戸巻さん(左)と角田テルノさん(右)

成田:どんなコンセプトなんですか?

戸巻:C.V.C MALLは、Craft & Vintage Creative MALLっという意味で。つまり、手づくり品や年代物・骨董品、作家さんの作品などを中心とした個性的なお店の集合体。所沢にはモノづくりしている人って、結構たくさんいるんですけど。店を持つとなると、かなりの費用がかかってしまいます。だから個性的な個人店も増えない。ならば、気軽にお店が持てる小さなショッピングモールを作ろうってなったんです。
ビンテージもののお店って、コアな層が遠方からでも集まってくれます。ここでしか買えないものが置いてあったり。だから、所沢の中心地でなくとも、ちゃんとコアなお客さんや、お店のファンが集まってくれると思うんですよね。実際にそういったお客さんもご来店いただいてます。
それと、地域貢献という面では、この場所は、目の前に泉小学校がある住宅街という立地です。だから、地域の人たちが、気軽に集まれる〝交流の場所〟にもしたいと思っています。地域にふらっとお一人様でも立ち寄れて集まれる場所って、今後必要じゃないかと思うんです。近所同士顔を合わせれば、普段、挨拶ぐらいしかしたことがない間柄でも、場所を共有することで会話も生まれると思うんです。
そのために、例えば、倉庫前に、椅子とテーブルを置いて、ちょっと一休みできるスペースをつくるとか、週末などに、地元所沢で頑張っている個人の飲食店の味が味わえるイベントを開くとかしてね。プレオーオープンパーティーの日は、近隣のお子さんからシニアの方まで足を運んでいただけて、図らずもそんな雰囲気になりましたね。


▲プレオープンの様子

成田:気軽にお店を持てるというのは、出店料金が安いということですか?

戸巻:そうです。普通、お店を開こうと思うと、借りるお店の敷金・礼金、賃貸料でかなりの金額になりますが、このモールは、その敷金・礼金ぐらいの価格で、1年間の賃貸料が払えてしまうくらいの設定にしています。

成田:それでは、戸巻さんの会社の利益が出ないのでは?

戸巻:このモールはあくまでも事業のうちの一つで、その他にも収入源はいろいろあって、デザイン業もしていますし、骨董品の販売や不用品をオークションで売るリサイクル業、イベント出店の収入なども見込んでいます。7月はプレオープンでしたが、9月から10月にグランドオープンの予定です!

成田:それは楽しみですね!所沢の新しい名所になるといいですね。

戸巻:出店スペースもまだありますので、店を持ちたい、自分の作品を発表してみたいなど思っている人は、是非、お問い合わせください。あと、別に用事なくてもまったりしに来て欲しいです。"みんなのよりどころ〟ってスタンスで運営するんで、お気軽にどうぞ!

取材:2018年8月13日 成田知栄子

3.C.V.CMALLのご紹介

        プレオープンとお店のご紹介

 

■にゃん屋
60~80年代の日本とアメリカのかわいい雑貨が販売されています。

 

■キャンドル販売の kivi candle(キビ)
キャンドル・ハーバリウム・オイルランプの材料・お花・インテリア雑貨が販売されています。

 

■「ORION」「pomponner」「hitototori」「彩逢」

4店舗の出店で多肉植物と手づくり作家さんの作品が展示販売されています。

■ADDiCT3

2階には角田テルノさんのお店がありました!ビンテージおもちゃと雑貨のお店

 

■NONAME a.k.a. FAMO(仮称)
入間のジョンソンタウンで人気のお店の2号店。古着や雑貨のお店です。

■ウォーハンマー専門店 Craft Labo
Warhammer・ボードゲームのお店

 

戸巻さんの会社のホームページはこちら→RPG

※まだテナントを募集しているとのことです。

テナントの賃貸料は広さによるそうですが、
月額¥28,800〜46,000
詳細は、RPG, inc.まで

FBページhttps://www.facebook.com/RPG-inc-627918890881273

E-mail  hello_hello@rpg-inc.world



記事の執筆者プロフィール

成田 知栄子 Chieko Narita
成田 知栄子 Chieko Narita
取材が大好きなフリーライター💗「毎日、新しいことを発見し感動する」ことを目標に、メディアでの仕事を続けて25年。情報は「人と人とを繋げ、生活をより豊かにする」を信念に、2015年から所沢エリアを中心に活動開始! エリアに密着すると、意外や意外、これまで以上の新しい発見と感動に出会います。地域のお役に立てるような‟所沢の情報と魅力”を発信していきます!よろしくお願いします。

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