かわいいもの好きさんにもおすすめ!入間市博物館で埼玉にゆかりのある人間国宝をはじめとする工芸作家による展覧会が開催されていますよ


埼玉県が誕生して150年を記念し、2021年10月16日(土)から12月5日(日)まで、入間市博物館で展覧会「文化を継承する埼玉の工芸作家〜人間国宝の茶道具を中心に〜」が開催されています。今回の展示は幅広い内容で、芸術好きな方はもちろん、かわいいものが好きな方にもおすすめですよ。


▲入間市博物館の飯島徹さんに見どころを教えていただきました。

田口善国氏の作品を下絵や貴重な資料と共に一堂に公開

田口善国氏の作品は伝統的な蒔絵の技法に螺鈿(「ラデン」:貝による加飾)などの高度な技法を駆使し、斬新な意匠で作成されたもの。現在埼玉県内に所蔵されつつ一堂に公開される機会の少ない漆絵や下絵、制作に使用していた道具など、貴重な資料も展示されています。


▲左:展示室外では映像資料「『変幻自在』ー田口善国・蒔絵の美ー」が上映されています。右:漆芸道具類一式、螺鈿(ラデン)用薄貝一式

美しい作品が並ぶ中…ありました!かわいい作品!


▲左:蒔絵切貝棗「三色すみれ」(※棗(なつめ)は抹茶を入れる茶器の一種です。) 右:「千鳥文茶碗」(※12月4日(土)開催「彩の国・人間国宝の茶道具と狭山茶を愉しむ茶会」で使われるため展示は11月28日(日)までの予定です。)

田口義明氏のモダンな作品にも注目!

続いて田口善明氏の作品。茶道具としてはモダンなテイストです。

▲左:割貝銘々皿「彩玉」、右:乾漆蓋物「風波浮遊」


▲左:青貝蒔絵香合「彩華」、右:螺鈿蒔絵棗「海」
こちらは「かわいい」と評判で、取材した日も来場者の方が「『香合』ってなんですか?」とスタッフの方に質問していました。

香合(こうごう)はお香を収納する蓋付きの小さな容器。茶道具の一種です。
大寄せ茶会などで、床の間に掛け軸、花と共にかざられます。

漆の美しさが際立つ増村紀一郎氏の作品


▲左:放射文乾漆盛器、右:乾漆鉢


▲乾漆水指「君子蘭」、乾漆銀地金輪寺薄茶器「城ヶ島」、乾漆金輪寺薄茶器「暁光」
(※水指(みずさし)…茶道の点前で使う水を入れておく器。※薄茶器(うすちゃき)…茶器の一種。薄く泡立てて飲む抹茶を入れる容器。)
(※お茶道具は12月4日(土)開催「彩の国・人間国宝の茶道具と狭山茶を楽しむ茶会」で使われるため展示は11月28日(日)までの予定です。)

素朴な中に繊細さ・緻密さを湛えた内藤四郎氏の作品


▲左:雲と波銀香爐、中:波文銀四方盛器、右:銅六角長手筥

絵本から抜け出てきたような増田三男氏の作品


▲①②金彩黄銅鶉鉢、③金彩兎鹿文小壷、④ 山茱萸文黄銅壺

かわいいものをきっかけにぜひ興味を持っていただきたい茶道具の世界です。

豊かな想像力、探究心を持ち続け研鑽を重ねている原清氏の作品


▲奥に見えているのが今回の展示のポスターでも使われている「釣窯茶碗」です。
(※お茶碗は12月4日(土)開催「彩の国・人間国宝の茶道具と狭山茶を愉しむ茶会」で使われるため展示は11月28日(日)までの予定のものがあります。)(※申し込みは締め切りました。)

伝統に縛られない自由な発想長野新氏の作品

柔軟で和やかな鉄の膚と佇まいを感じる二代長野垤志氏の作品

販売のコーナーもありますよ!


▲展示会の入口横です
お見逃しのないように。

常設展でティーパーティー

狭山茶の主産地である入間市の博物館には「茶の世界」という常設展示室があります。
こちらには千利休が大坂城内に建てた二畳の茶室が実物大復元されていて、国宝の妙喜庵待庵とほぼ同じ造りとなっています。


▲左:奥に見えているのが茶室です。右:11月は炉開きの季節。壺荘(つぼかざり)が見られますよ。

現在、天正15(1587)年に豊臣秀吉が催した北野大茶会にちなみ、「茶会/ティーパーティー」をテーマに博物館の名品茶道具などが特集展示されています。展示内容を少しだけ…。


▲あれは…金のお茶碗?

企画展とあわせてご覧になってみてはいかがでしょうか?

2021年11月13日(土)カケミヅ

イベント情報

文化を継承する埼玉の工芸作家 人間国宝の茶道具を中心に

出展作家(順不同)
原清(人間国宝・陶芸)/増村紀一郎(人間国宝・漆芸)/田口善国(人間国宝・漆芸)/田口義明(漆芸)/初代 長野垤志(人間国宝・金工)/二代 長野垤志(金工)/長野新(金工)/内藤四郎(人間国宝・彫金)/増田三男(人間国宝・彫金)

開催期間:2021年10月16日(土)▶︎2021年12月5日(日)
休館日:10月18日(月)、25日(月)、26日(火) 11月1日(月)、4日(木)、8日(月)、15日(月)、22日(月)、24日(水)、29日(月)
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料:300円 ※常設展は別途(本展+常設展セット料金:一般450円)

施設詳細

入間市博物館
電話:04−2934−7711
所在地:埼玉県入間市二本木100
HP: https://www.alit.city.iruma.saitama.jp/



記事の執筆者プロフィール

カケミヅ KakemiduPRO
高知で生まれ育って2018年に埼玉に引っ越してきました。所沢なびライターとしてふるさとの文化についてご紹介できるようになれればと思っています。趣味はiPadでイラストを描くことです。

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