ベールを脱いだ!「本棚劇場」 あと約3週間!


「角川武蔵野ミュージアム」
本棚空間の配架大詰め大公開!

▲10月14日、マスコミに公開された「今しか見られない」配架作業の様子。作業スタッフは、ヘルメットをかぶり、落下防止ベルトを装着して、8mもの高さの本棚に高所作業車を使って配架

 

11月6日の「ところざわサクラタウン」のグランドオープンまで、あと3週間ほどに迫った10月14日、話題の「本棚劇場」の配架作業の様子がマスコミ向けに公開されました。

取材:2020年10月14日 成田知栄子


 

1.隈研吾氏「脳の構造」をイメージ

 

「本棚劇場」とは、「ところざわサクラタウン」内にある「角川武蔵野ミュージアム」の4~5階部分のひときわ異彩を放つ巨大本棚。

その巨大本棚には、偉人たちが寄贈した貴重な蔵書5万冊のうち、3万冊の本が並べられる予定で、その作業は9月20日からスタートし、10月14日現在、ようやく6割が完了しました。配架終了は、11月6日(金)のグランドオープン前ギリギリまでかかる予定で作業が進められています。

この配架作業、高所作業車を使った注意を要する作業のため〝やり直し〟はご法度。このため、事前に全図書の判型や束幅などを測り、シミュレーションを行ってから配架するという、綿密な計画のもとで作業されています。

本棚の設計デザインは、同館「角川武蔵野ミュージアム」を手掛けた世界的建築家の隈研吾氏。

巨大本棚といえば、スウェーデンの「ストックホルム市立図書館」やブラジルの「王立ポルトガル文学館」など世界でも有名な図書館がいろいろありますが、隈氏がデザインした「本棚劇場」は、ほかに類をみないコンセプトとなっています。「劇場」という名の通り、360度ぐるりと巨大本棚に囲まれ、まるで図書のエンターテイメントを見ているかのよう。

隈研吾氏によると、本棚のデザインは、「脳の構造」をイメージしたもので、違い棚のように互い違いに複雑に入り組み、立体的で流動的な連なりが表現されています。

以前、「所沢なび」でもまだ図書が入っていない「本棚劇場」をご紹介をしましたが、実際に本が棚に入った姿は、まさに、いろいろな知識が次から次へと連なっているような〝知の連鎖が表現されている〟ことが体感できます。

 

▲「本棚劇場」は角川武蔵野ミュージアムの4~5階に位置。5階から「本棚劇場」を見下ろした景色

 

2.アナログとデジタルの融合

 

ほかには類をみない「本棚劇場」ならではの演出も予定されているそうです。

それは、8mの本棚に3台のプロジェクターを使ったプロジェクションマッピングの演出。「アナログ」の本とプロジェクションマッピングの「デジタル」とが、「本と遊ぶ、本と交わる」をテーマに融合し、〝リアル〟な本が、能動的に来場者に語りかけ、映像や言霊が降り注ぐようなデジタル映像を体感できる演出が予定されています。

グランドオープンに向けて配架されるのは、高層の棚に「角川書店」創業者の角川源義氏の文庫をはじめ、「角川書店」創業時に縁の深かった、文芸評論家の山本健吉氏、歴史学者の竹内理三氏、沖縄学研究者の外間守善氏からの寄贈された個人蔵書が2万5000冊、そして低層の棚に角川の刊行物5,000冊が予定されています。

グランドオープン後も、この膨大な量の図書を随時、ほかの図書に入れ替えてるなどして本棚劇場を変化させ楽しませてくれるそうです。

高層棚に置かれている偉人たちからの寄贈図書は、希望する来館者が事前に予約をすることで、館内で閲覧することができます。

 

3.「武蔵野回廊」の続リポート

 

▲5階にある「武蔵野回廊」。樹林のように並ぶ完成した本棚を見学する取材陣(写真左)。10月4日に近隣親子が製作した〝面陳台〟(写真右)。面陳台の裏側には制作した日付と親子のサインが記されている

 

ところで、「所沢なび」では10月4日に行われた「武蔵野回廊」の本棚づくりの様子をリポートしましたが、完成したその本棚も公開されました。

「武蔵野回廊」の本棚も隈研吾氏がデザイン監修で、「本の樹林」をイメージしています。

この本棚は埼玉県産の西川材のひのきが使用されており、「武蔵野回廊」は森林浴をしているような清々しい空気に包まれています。

本棚の中に入る図書は、武蔵野の地域文化や埋もれた歴史に光をあてた厳選著書300冊。本の表紙のデザインを見せるように〝面陳パネル〟を使用して展示され、〝知の樹林空間〟が創造される予定です。

 

4.入場券は10月20日から予約販売開始予定

 

「角川武蔵野ミュージアム」は11月6日(金)グランドオープンします。入場するには、チケットを入手することが必要です。チケットは10月 20 日(火)から「角川武蔵野ミュージアム公式WEBサイト」のオンラインチケットで予約販売開始予定となっています。
当日券の販売も開始されるそうですが、コロナ対策で館内の入場の制限があるため、事前予約がお薦めです。

 

取材:2020年10月14日 成田知栄子

【角川武蔵野ミュージアム】

■ 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内
■開館時間: 日〜木曜 10:00 18:00 /最終入館 17:30
金・土曜10:00 21:00 /最終入館 20:30
■休館日:第1・3・5火曜日
※祝日は該当する曜日の開館時間と同様
※休館日が祝日の場合は翌日休館
※レストランは除く
※開館日・時間は変更の可能性あり。最新情報は公式ウェブサイトhttps://kadcul.com/ で確認を。
◎12 月 31 日〜 2021 年 1 月 3 日は 10:00 18:00 /最終入館 17:30
◎12 月 29 日、 30 日、 2021 年 1 月 4 日〜 7 日は休館
・角川武蔵野 ミュージアム 公式サイト
公式 ツイッター
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・一般お問い合わせ: 0570 017-396 (受付時間:平日14:00-17:00)



記事の執筆者プロフィール

成田 知栄子 Chieko Narita
成田 知栄子 Chieko NaritaPRO
ラジオ、テレビでの取材活動を経てフリーになり、ライターに転職。フリーライター13年目を迎えました。情報は「人と人とを繋げ、生活をより豊かにする」をポリシーに活動しています。記事情報が、誰かの何かにお役に立ちますように…。

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