わさびさんがやっと来た!入間市文化創造アトリエ・アミーゴで独演会開催



▲2021年1月20日(水)は快晴でした。

アミーゴの皆さんがわさびさんが来るのを待ち侘びていたのには特別な理由がありました。

前回、2019年7月5日開催の「第29回アミーゴ落笑寄席」の時は「二ツ目」だったわさびさん。2ヶ月後の2019年9月に「真打」に昇進

本来わさびさんによる独演会は2020年5月に開催される予定でした。みんなでお祝いを言えるはずだったのです。ところが新型コロナウィルス感染拡大が始まり、独演会は中止されていました。

そんなわさびさんの独演会がやっと開催されることになったのは…2021年1月20日\( ˆoˆ )/


▲チケットは完売!

ところが2021年1月7日(木)、二度目の緊急事態宣言が発出。独演会はどうなってしまうのかと心配されました。

行政の指示に従って開催されることになったものの、当日は開場時間をいつもより遅くして会場に人が集まる状態の時間をできるだけ短くするなど、より注意して行われました。


▲第34回 アミーゴ楽笑寄席 柳家 わさび独演会

一袋ご縁 わさび
五目講釈 わさび
死神 わさび

 

柳家 わさび(やなぎや わさび)

2003年11月 柳家さん生に入門 前座名「生ねん」 
2008年3月 二ツ目に昇進「わさび」と改名
2019年9月 真打に昇進
(2021年 1月現在)

 

あなたは一体誰?


▲柳家 わさびさん(入間市文化創造アトリエ・アミーゴ提供)
さて、わさびさんが入ってこられた瞬間、戸惑ったのは私だけではないはずです。…髪型だけで随分印象が変わるものですね。二度見してしまいました。わさびさんによると(髪の毛が)「短いのがいい」「長い方が似合う」と、色々な意見を聞きながら自分で切ったり、セットされたりしているそうです。この髪型でマスクをしていたわさびさんと久しぶりに会ったアミーゴの水村館長は、別人のように感じたそうです。「でも髪型だけではなく、真打になったことも雰囲気が変わった原因かもしれませんね。」という言葉を合図に、みんなで改めて(ついに!)真打おめでとうの拍手を送ることができました

私は2020年の、一度目の緊急事態宣言が明けてからアミーゴの落語会に参加するようになりました。わさびさんはコロナ禍になって久しぶりにアミーゴを訪れ、びっくりされたそうです。

そもそも建物は「スタジオ棟」で行われていたし、(スタジオ棟での寄席の様子はこちらの記事「【「リポート】入間で本格寄席体験」で)客席も席同士の間が空いていなかったそうです。…そこまでは私も知っていたのですが、「こんな枝はなかった!」と言うのは初めて伺いました。


▲私にはお馴染みの季節ごとのあしらいは少しでも明るくなるようにとのスタッフの方の心遣いなのですね。

まずは「こんな時期(コロナ禍)に『死神』なんてと思うかもしれませんが…。」と…。

言われてみれば気になる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、こちらの演目は元々新型コロナ感染拡大以前に決められていたものだそうですし、わさびさんとしては、コロナに対する死滅、「疫病退散」の思いを込めます、とのことでした。

ところでアミーゴにもネタ帳という、今まで演じられた落語の演目の記録があるそうです。その中に新作落語が見られなかったので…わさびさん、今回アミーゴ初の新作落語となった「一袋ご縁」をご披露。(有料化されたレジ袋がネタになっていましたよ。)今後も新作の上演が増えるかもしれませんね👀。

五目講釈』は師匠に弟子入りすることもなく講釈師になりたいという、道楽者の若だんながいきなり初舞台をするという話。修行を積んでいないのでしっちゃかめっちゃかな講釈を垂れるというものなのですが、こんなに早口で続けて喋れるものなの?とびっくりしました。でもきれいに聞き取れるものですね!自分の耳の機能にもびっくり(笑)面白かったですよ〜!


▲ここで仲入り。全員が一旦外に出ました。この日は日差しも暖かく、サンシュユのつぼみが膨らんでいました。

死神』は、幕末期から明治期にかけて活躍して多数の落語を創作した初代三遊亭圓朝がグリム童話の第2版に収載された『死神の名付け親』を翻案したものだそうです。

やることなすこと失敗続きで金もなく、ついには自殺しようとしている男の前に死神が現れます。死神に助言をもらい、偽医者となった男は大儲け。調子に乗って死神との約束を破ってしまいます。そして…?(続きはいつか寄席で体験してみてください☺️)

ご本人もおっしゃっていましたがスレンダーなわさびさんにぴったりな演目。…死にたいほど不幸な男、死神、病人と登場人物がみんな細いイメージですからね。

でも痩せていればこなせる、というものではありません。「落ち」をむかえたところで会場は静まり返りました。

そうなんです!この落語は、静まり返るような「落ち」。
まだまだ落語初心者の私。「上手いこと言うねえ」と感心させられる「笑わせない落語」体験(コロナ禍に望ましい笑わせない落語がすごかった!~人気のレトロ建築で恒例の落語会 ~)の次は息を呑むようなオチ体験ができました。

江戸時代に生まれ脈々と続いてきている落語の文化。今までも、疫病がはやったり、戦争があったり、いろいろなことを乗り越えてきた奥深い世界。そのすごさを、コロナ禍の今しみじみ感じます。

 

入間市文化創造アトリエ・アミーゴ
【住所】埼玉県入間市仏子766−1
【電話】04−2931−3500
【ホームページ】https://i-amigo.net/index.html
faceboookはこちらをご覧ください。
 

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記事の執筆者プロフィール

カケミヅ KakemiduPRO
高知で生まれ育って2018年に埼玉に引っ越してきました。所沢なびライターとしてふるさとの文化についてご紹介できるようになれればと思っています。趣味はiPadでイラストを描くことです。

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