所沢から発信!「NBAバレエ団」を知って、世界レベルの舞台芸術を10倍楽しもう!


所沢から発信!「NBAバレエ団」を知って、世界レベルの舞台芸術を10倍楽しもう!

▲一般財団法人NBAバレエ団は付属のバレエ学校を備え、スタジオと事務所は所沢市岩岡町にあります(写真 NBAバレエ団提供)

 

所沢には、世界レベルのプロのバレエダンサーが集まる、埼玉県では唯一のバレエ団があります。それは、所沢市岩岡町に本拠地を置く「NBAバレエ団」。〝バレエ芸術〟というと、日本では、まだ少し遠い存在と感じている人も多いかもしれませんが、所沢の「NBAバレエ団」を知ると、舞台芸術の楽しみ方が分かり、バレエ鑑賞にハマる人が増えています。その魅力をまとめてご紹介します。

2021年11月取材 成田知栄子


日本のバレエ団を「ワールドスタンダードへ」
バレエで日本人の文化生活をもっと豊かに!

▲白鳥の湖 (NBAバレエ団提供)

 

日本のバレエ界の歴史は100年余りと比較的浅いですが、1993年に、現在、NBAバレエ団の理事を務める久保栄治さんが、「ワールドスタンダードな真のプロのバレエ団を日本にも」という思いで設立したのが「NBAバレエ団」の始まりです。

以来、「バレエを通じ日本の人々の文化生活を豊かにすること」を目的に活動を続け、日本で最高レベルの芸術作品を提供し続け、数多くの貴重な公演を行っています。海外から招聘した一流ゲストは既に100名近くにも及んでいるそうです。また、世界でも有名な振付者を招聘し、現代作品の上演にも力を注ぐなど、バレエ界でも脚光を浴びる存在となっています。

数々の公演と活動が評価され、2000年には文化庁芸術祭優秀賞を受賞、翌2001年1月29日に東京都から特定非営利活動法人としての認可を受け、2019年11月1日、一般財団法人のバレエ団となり、更なる公益性を高めた運営とシステムによって舞踊家の地位向上を実現する運営を行っています。


世界最高レベルの作品を身近に!
久保綋一 芸術監督が率いるバレエ団

▲『海賊』(NBAバレエ団提供)

 

NBAバレエ団の芸術監督は、アメリカのコロラドバレエ団で20年間プリンシパルを務め、日本人で初めてアメリカのダンスマガジンの表紙を飾ったことでも知られている久保綋一さんが務めています。久保 芸術監督がもつ海外との太いパイプを有効に活用し、世界で注目を集める最高レベルの作品の上演を続々と行っています。

レパートリーは、『白鳥の湖』『海賊』『シンデレラ』『コッペリア』『くるみ割り人形』『ドラキュラ』『真夏の夜の夢』『ジゼル』『HIBARI』『リトルマーメイド』『ドン・キホーテ』『ラ・フィユ・マル・ガルテ』『ロミオとジュリエット』など。古典からコンテンポラリーまで幅広く全幕を公演しています。

団員は、国際コンクールや海外バレエ団で活躍した実績のある個性的なダンサー約140名で構成されています。

年間数多くの自主公演を全国で精力的に行う中で、本拠地、所沢市の市民文化センター・ミューズでも年2~3回の定期公演を行っています。

▲『リトルマーメイド』ナレーション付きで子どもから大人まで楽しめる作品 (NBAバレエ団提供写真)

 

また、地域振興活動の一環としての活動もNBAバレエ団ならでは。

例えば「所沢市民感謝デー」は年3回ほど行っているイベントですが、プロのバレエダンサーによるデモンストレーションや体験会を行っています。間近でプロダンサーのパフォーマンスが観られることで、バレエがより身近な存在になり、年々ファンを増やしています。

夏休みには、親子で観劇できる公演を開催。バレエ作品を子どもでも理解できるよう、事前に作品の見どころを分かりやすく解説するなど工夫することで、子どもたちにも生の舞台観劇の感動体験ができ、情操教育にもつながっているようです。

 


他のバレエ団にはない「NBAバレエ団」の特徴はコレ!

▲『ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番』色鮮やかな衣装をまとったダンサーの多彩なステップが美しい(NBAバレエ団提供写真)

 

観客の目線に立った演出でバレエ芸術の楽しさ倍増!

一般的に多くのバレエ団はヨーロッパ作品の上演が多いですが、NBAバレエ団は、芸術監督の久保さんが特にアメリカとのつながりが強いため、アメリカ作品も上演できるバレエ団であることが大きな特徴といえるでしょう。

中でも人気なのは「リトルマーメイド」。子どもでも親しみやすい作品として好評で、時期や公演会場に応じて、観客の目線に立った作品選びや演出を行っているところが、「NBAバレエ団」の舞台が、初心者からバレエファンまで高く評価されているポイント。NBAバレエ団の公演を観て、バレエにハマってしまったという人も少なくありません。

 

男性ダンサーの活躍シーンで躍動感のある舞台!

もう1つのNBAバレエ団の大きな特徴といえば、男性ダンサーの層が厚いこと。団員の割合も、女性4に対して男性ダンサーは3という、他のバレエ団と比較しても、男性比率がかなり高いのが特徴です。

このため、男性ダンサーが踊るシーンが多く盛り込まれた作品が上演されたり、男性ダンサーの出演シーンを増やして躍動感のある演出にするなど、新たなバレエ芸術を提案しています。舞台を観慣れたバレエファンからも「何度観ても飽きない圧巻の舞台」と言われるのも、この点にあるのかもしれません。


NBAバレエ団の舞台をもっと楽しむ方法

 

▲『くるみ割り人形』(NBAバレエ団提供写真)

 

バレエを快適に楽しむ特典たくさん!

NBAバレエのイベントや舞台を観るときっと、もっと知りたくなるはず。ならば、NBAバレエ団のオフィシャルファンクラブ「with NBA」に参加する方法があります。

クラブ会員になると、NBAバレエ団自主公演のチケットを優先的に購入でき、入場の際に並ぶことなく、優先入場口からは入れます。また、ファン交流やバックステージツアーなど会員限定のさまざまなイベントに参加することもできます。詳細はファンクラブのページへ➡https://www.nbaballet.org/fanclub/

 

チケットはネットで手軽に買える!

NBAバレエ団の自主公演チケットはネットで購入することができます。2021年11月現在販売中の公演は以下の通りとなっています。詳細は公式HPでご確認ください。

くるみ割り人形

2021年12月24日(金曜日)
2021年12月25日(土曜日)
会 場:所沢市民文化センターミューズ マーキーホール

ロミオとジュリエット

2022年3月5日(土曜日)
2022年3月6日(日曜日)
会 場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)

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【付属学校のご案内】プロダンサーから直接指導が受けられる!
所沢駅直結!付属バレエ学校の所沢駅前校が新規オープン!

▲NBAバレエ学校所沢駅前校の案内チラシ

NBAバレエ団は、付属のバレエ学校を併設しています。本校(所沢市岩岡)に加えて、12月1日(水)には、新たに所沢駅直結の新しいビル「クラッシィ所沢」の1階に所沢駅前校がオープンとなります。

初めてバレエに触れる子どもから、コンクール入賞を目指すジュニア、本気でプロダンサーを目指すシニア、バレエを通して健康的に体を動かしたい大人まで、プロのバレエダンサーによる多彩なレッスンが用意されています。
詳細は、公式HPをご覧ください。

NBAバレエ学校所沢駅前校


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